病気とは曖昧なものでありまして

私は最初「気分変調症」と「境界性パーソナリティ」を併発していると診断された。

自分でお金を稼げるようになった22歳の時、初めてかかった精神科でだ(私はママの方針で病院に行かせてもらえなかったので)

 

中学生の時、精神科に行きたいと言ったら罵倒された。

「お前にそんなことを教えたのは誰だ!」と叫ばれた事を覚えている。

 

そんな状態の私を見て担任の先生がわざわざ自宅に来て、「病院に見せたほうがいい」と言ってくれたが、叶わなかった。ちなみに、妹もひどいアトピーを発症していたが、「お祈り」で治ると思っていたので、彼女も病院に行かせてもらえず、今も人に体調不良を隠すようになってしまったらしい。

 

「気分変調症」とはまだ自我が確立されていない青年期に確定はできないが、何らかの疾患はある、ということでつけられると当時の医者からは聞いた。

「境界性パーソナリティ」の方は自傷等の症状が現れていたためつけられたのではないかと思う。実際、私の腕には傷があり、その他の症状も境界性パーソナリティ(以下ボーダー)そのものだったため、その後4年間ボーダー女として生きることになった。

 

あらゆる事をしていたが、先日の記事↓

 

shimada.hateblo.jp

で書いた通り、このことがあってから自傷等はしていない。

 

 その急激な変化に、去年当時の担当医は「ボーダーならこんな急激な回復はしない。別の病気かもしれない。」と言って、私に「発達障害」のテストを受けさせた。

結果、「アスペルガー学習障害の疑いあり」→二次障害を併発していたせいでボーダーと誤診されたのではないか?とのことだった。

 

私はそのテスト直後、地元に戻ることになっていたので自殺未遂をした当時の担当医のところへ舞い戻ることになった。担当医は23歳の時の、私が最も病状が重かった時期、自殺未遂をした時の担当医にまたお世話になることになった。

「特別な患者だけ」という土曜日診療、私の他に一人か二人いるらしいが2時間近くかけて話を聞いてくれる。

 

出来るだけ毎週通っている。

そして、その過程で改めて発達障害のテストを受けようという話になった。ウェイズだ。その結果、私は「アスペルガー」ではなかったが「学習障害」ではあった。

そして、学習障害の二次障害でボーダーのような症状が出ていただけで、実は「愛着障害」かもしれない、とも言われた。

 

愛着障害」、簡単に言えば「幼少期に、適切な愛情と安心が得られなかったため発症する障害」だ。心当たりがありまくる。

 

カルトをやっているママを「パパ」や「ご近所」や「おじいちゃんおばあちゃん」から守るために嘘をついたり、ママがカルト宗教施設でお祈りしている間に妹の世話をしたり、私には一番最初に生まれた子供としての仕事があった。

ママを世間から守らねばならなかったし、同時にママの言いつけを守らなければならなかった。

 

その話はまた書くとして、、、

 

病名とはこうして変わっていくものだ、医者の腕もあるし、ボーター患者は手に負えないので薬を出して終わり、なんてことも珍しくない。いわゆる「3分診療」ってやつだ。

私は幸運にも真剣に向き合ってくれる医者に出会えて、こうして色々な可能性を考えてもらえる環境にある。少しずつ寛解に向かっている気もする(ここ1ヶ月は死んでいますが、、、)

 

あと少し休んだら、また頑張って働いて前向きに生きていきたい。

もし病名に不安があったら、一度相談してみてください。

 

うまく帰結できなかったな、笑

病名は変わることもある、あやふやで曖昧なものですよ。

 

 

島田